CEマーキング ― リスクアセスメント 支援
CEマーキング指令の中には、製品の リスクアセスメント を必須の要求事項としているものが存在します。そのような指令の対象になっている製品の場合は、適切に リスクアセスメント を実施し、その結果を文書化して技術文書に含める必要があります。
レグソルでは、CEマーキング指令のリスクアセスメント要求の解説や、実際の製品を対象にした リスクアセスメント の支援サービス を提供しています。
基礎から丁寧に解説しますので、初めてリスクアセスメントに取り組まれる場合でもご安心ください。最終的には、お客様が自社内で継続してリスクアセスメントを実施し、文書化できるようになるところまでサポートいたします。
低電圧指令 (LVD) の要求する リスクアセスメント
リスクアセスメントを要求しているCEマーキング指令のひとつに、低電圧指令 (LVD) があります。
低電圧指令では、技術文書に適切なリスク分析・リスクアセスメントを含めなければならない、と定めているだけであり、その具体的な方法については規定されていません。したがって、メーカー自身が適切と考える方法でリスクアセスメントを実施すれば問題ありません。
リスクアセスメント に関する基準の利用
規格などの基準を用いる場合は、CENELEC Guide 32 や ISO/IEC Guide 51 などを利用するとスムーズと考えられます。
また、IEC 61010-1 には、Annex J にリスクアセスメントの方法が記載されていますので、これを利用するのも有用です。特に、整合規格として EN 61010-1 を採用する場合は、規格が要求しているリスクアセスメントと合わせて実施するのが効率的なため、有力な選択肢となるでしょう。
無線機器指令 (RE指令) の要求する リスクアセスメント
無線機器指令 (RE指令) の必須要求事項は、低電圧指令 (LVD) の安全要求を包含する、とされています。
したがって、無線機器指令 (RE指令) の対象となる製品は、低電圧指令で要求されるのと同様、リスクアセスメントの結果を記録したものを技術文書に含めなければなりません。
具体的な方法が指定されていない点も低電圧指令と同様ですので、基本的には、低電圧指令と同じような基準・規格を用いてリスクアセスメントを実施すればよいでしょう。ただし、機械規則が適用されるような無線機器製品の場合は、機械規則の整合規格にもなっている ISO 12100 を合わせて利用するのが好ましいと考えられます。
リスクアセスメント が要求される他の CEマーキング指令
上述の低電圧指令、無線機器指令 (RE指令) のほか、EMC指令 や 機械規則、玩具安全指令、一般製品安全規則 といった指令・規則においても、製品のリスクアセスメントが要求されています。製品のCEマーキング対応を進めていく中で、リスクアセスメントの実践や、技術文書の作成でお困りでしたら、ぜひ一度ご相談ください。
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